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いやーやっと準々決勝最終戦です。
後3回でトーナメント終了!もう一踏ん張りがんばります!

まずは前回のクライオ対ブロウラーの結果からお知らせいたします。
主審Silverbladeさんのご意見
「うーん、これは悩ましい。

趣味の点では断然鉄ハンドルのクライオですが、
グリップ感触はブロウラーのほうがいいです。

武器として使うとしたら断然ブロウラーですが、タントーブレードということもあり、
一般人の日常使用にはドロップポイントブレードのクライオのほうが使い心地いいです。

どちらも不満点は無く、ぼくにとっては申し分の無いモデルです。
(ブロウラーのステンライナーが片側だけだったりしたら即減点だったんですが。)(笑)
(ノックアウトはステンライナー無しなのが若干不満でした。サイクロンにはあったのに。)

できれば引き分けにしたいのですが、そうもいかないでしょうから、
「実用価値だけではなく、美術品価値も持っている」ということで
クライオに一票入れたいと思います。

うーん、しょうがないですねえ。 」
ということでクライオに一票!

副審私はやはりクライオに一票!
理由は、使い勝手とか実用度はブロウラーのような気がするのですが、サムスタッドを弾いてのオープン動作においてはクライオの方が数段気持ち良く開くので。私はサムスタッドで弾き開くのが好きなんです!

準決勝にはクライオが勝ち上がりました!


それでは今回対戦する両者のスペックをご紹介します。

Benchmade1000001  Volli
ブレード: S30V stainless steel blade (58-60HRC)
ハンドル: Black contoured and textured G10 handle
刃長: 8センチ
全長:19.5センチ
重量:123グラム
  • AXIS-Assist locking mechanism
  • Drop-point blade with ambidextrous dual thumb-stud opener
    アメリカ製
    定価175ドル 実売価格130ドル前後


  • Zero Tolerance 0400 scavenger
    ブレード: S30V stainless-steel with Tungsten DLC coating
    ハンドル: Black Anodized Machined aircraft aluminum Trac-Tec handle inserts for sure grip
    刃長: 約9センチ
    全長:約21センチ
    重量:: 146グラム
    ロック方式:インサートライナーロック
    SpeedSafe assisted opening system
    Made in USA
    実売価格1,2000円前後(現在廃番)

    両者共に1万円超えの割と高級機種(もっと高いナイフはいくらでもありますが私のコレクションの中では高級なんです。)
    高いナイフは何かが違います。触った感触、てに取ったときの手ごたえ、動作の滑らかさ。
    いじっているだけでも気持ちがいいもんです。
    そんな両者の画像をご覧ください。



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    Volliのクリップは後方裏表2箇所に付け換え可。
    Scavengerは右側前後2箇所に付け換え可。



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    グリップ感は両者共に良好ですが、Volliの方がG10ハンドルに丸みがあり形状もてになじみやすく更にグリップに刻まれたテクスチャーは滑り止め効果抜群でデザイン的にもかなり貢献しています。
     一方のScavenger、ハンドル形状的には中指があたる部分のふくらみが気になる人もいるかもしれませんがアルミハンドルは厚みがあり悪くはありません、埋め込まれたゴム状の滑り止めはけっこう効いています。



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    ブレード形状は短刀型とドロップポイント、
    Volliのフラットグラインドは上品でシンプルにまとまっています、ハンドルが派手な分バランスを取っている感じです。
    Scavengerのブレードもフラットグラインドなんでしょうが複雑なカーブを描いておりデザイン性の高さが伺えます、この凶悪そうなブレードがScavengerのうりでしょうか。



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    バランスはこんな感じ、Scavengerは握った状態から手を広げるとブレードがやや前に落ちます、手から落ちるほどではありませんがアルミハンドルをつなぐ部品がピンのみなのでちょっとハンドルが軽いようです。
    一方Volliは一見G10無垢に見えるハンドルですが、中身にはステンの本体があるので抜群の重量バランスです。



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    このブレード形状といい、ハンドル形状といい、そそりますね~
    アクシスロックは左右どちらからでもアクセス可能滑らかな動作でクローズが可能です。ただスプリングアシストなので常にテンションがかかっている為振りいれはできません残念!



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    ベンチメイドのこのクリップはいまひとつ好きになれません、なんでだろう?ちと安っぽく見えるからか、ち〇ぽに見えるからか、まーなんとなく手抜き感は否めませんね~


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    ぴんぼけですがセンターややずれ、最初はど真ん中でしたが、なんか以下の分解組み立てを経てこうなりました。アクシスアシスト組み立てが面倒なんですよ~



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    G10インナーにも滑り止めが、その先のセーフティーはアルミです。こういう細かいパーツをチャンとアルミで作ってくれるのはうれしいですね。



    お次はScavenger
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    いかついルックスですね~
    ハンドルの形状は相当複雑そうですからカーショウUSAの高い工作技術が伺えます。



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    こっち側はつるっとしていて、舞台のかきわりみたいです。一工夫欲しいところですね。



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    センター出てます。スピードセーフは構造が単純なので精度は出しやすそうですね、普通に組み立てればこんな感じです。



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    この部分にアルミなりなんなり金属のパーツを埋め込んでいれば重量バランスはもっと良くなったと思うんですが求めすぎでしょうか?


    お次は動画です。





    いかがでしょうか~
    両者ともにいいアクションをしています。Volliの方がブレードの質量が少ない分オープンスピードはかなり早く滑らかです。Scavengerは小さい棒バネ一本で動いているとは思えない滑らかさで刃が開きます、スピードは遅めですが安定感はありキック押しを使用すればかなり快適です。

    今回の対決は高級機種(私的に)同士の対決でしたが皆さんいかがでしょうか?
    それでは投票をお待ちしております!