クライオ対バレッジ5
10試合目は Kershaw Cryo対Benchmade  Barrage 580BKです。
まずは前回のKershaw scallion対Gerber Fast Drawの結果です。

特別審査員Silverbladeさんの判定は
「品質という点でわずかにスカリオンが上回っている気がします。
なので、その分だけファストドロウから1点を引き、
99点対100点ということでスカリオンの勝ち。
これは辛い判定ですねえ。 」

ということでスカリオンに一票!

私の判定は・・・
スカリオン!理由は・・・
Silverbladeさんの意見と同じですね~
スカリオンは良くできていますし、フルメタルの為か完成度が高く見えます。
ファストドロウも内容ではまったく負けていないし、むしろ上回っている部分もあると思うのですが、
いかんせんザイテルが・・・安っぽく見せてしまいます。
せめてG10、できればアルミだったら最高なんですけどね~
あとセーフティー兼ロック解除スイッチもプラスティック製なのがマイナスポイントかな~

ということで、第9試合の勝者はスカリオン!



それでは10回戦に行きたいと思います。
まずはそれぞれのスペックから。

Kershaw Cryo
ブレード: 8Cr13MoV, titanium carbo-nitride coating
ハンドル: 410ステンレス, titanium carbo-nitride coating
刃長: 約7センチ
全長:16.5センチ
重量:118グラム
定価49.95ドル、実売価格4,000円前後
SpeedSafe assisted opening
フレームロック
Made in China


Benchmade  Barrage 
ブレード: BK1 Coated 154CM Stainless Steel 58-61HRC
ハンドル: Valox Double 420J Stainless Steel Liners
刃長: 9.1センチ
全長:21センチ
重量:123グラム
定価130ドル 実売価格100ドル前後
 AXIS-ASSIST Lock
アメリカ製


クライオ対バレッジ4

こうやって見ると大きさが違いすぎますね・・・
どっちが良い悪いとかではない気がしますが、それを言ったらお終いよ~
まあお好みでということでお願いします。


クライオ対バレッジ2

クライオ対バレッジ3
写真の撮り方もありますが二周りは違いますね~
バレッジは写真でみると小さく見えるのですが、実際に持って見るとけっこう大きいんです。
ミニバレッジの方が日本人には向いているような気がします。


クライオ対バレッジ バランス
重量バランスはどちらもハンドルより。クライオの方が若干その傾向が強そうです。


クライオ6
フレームロックの完成度は抜群です。かっちり抑えて噛みすぎる事は無く、
リリースもスムーズ。


クライオ5
グリップ感覚は大変良好、オールメタルなのでシチュエーションによっては滑りそうですが、
普段いじいじしている分にはあまり気になりません。


クライオ4
ルックスも良いですね~
クリップは4箇所に付け換え可能、
キック押しも可能でロック解除もスムーズなので左利きの方でも大丈夫そうです。



クライオ3

クライオ2
分厚いステンレスのハンドルはかなり頑丈です。
スペーサーも金属製で大満足!



クライオ1
センターそこそこ。
ハンドルに刻まれた溝は見掛け倒しではなくしっかりと滑り止めの効果を発揮しています。



さー次はバレッジ
バレッジ5
けっこー大きいんです。システムは安心のアクシスロック、こういうメカメカしいのは大好きです。
このモデルはハンドルがValoxというプラスチックみたいなんですけど、正直いまいちです・・・
滑るんですよね~、片手で閉じようとするとたまに滑ってひやりとさせられます。
581などはG10になっていたりするので、購入を検討されている方がいたらそっちの方がお勧めです。
ハンドルの形状自体は最高に握りやすいので惜しいところです。


バレッジ4
ち〇ぽ型クリップは2箇所に付け換え可能。
アクシスロックは左右どちらからでも操作可能なので左利きの方でも安心です。



バレッジ2
ステンフレームは十分な厚みがあり強度に不安はありません。
スペーサーは樹脂製でしょう、セーフティーボタンはアルミ製、高いだけあります。



バレッジ1
センターそこそこ。


続きましては動画をご覧ください。



どうでしょー

スプリングアシストナイフとしてのシステムはバレッジに分があるようにも思います。
なんせオープン動作にストレスがまったくありません、ほとんど〇〇〇しナイフです。
刃を開く構造自体はシンプルですしアシストロックも私は大好き!
ブレードの形状もシンプルで大の好みですね。
初期刃付けもかなりなもので、分解したときに誤って指に触れただけでするっと皮膚が切れました。
ブレードにオズボーンさんのマークがあったのでデザインはオズボーンさんがしたのでしょう、
私の知っているオズボーンといえば、オジー・オズボーンぐらいでしたがまた一つ勉強になりました。

対するクライオ、オープン時の動作は快調です。バレッジと比べなければ・・・
クローズに関してはフレームロック系の方がシンプルで簡単な気もします。
質の悪いフレームロックは噛みすぎたり堅かったりする物もあるようですが、
クライオはその点はばっちり!この値段でこのレベルの物が造れてしまうカーショウは流石です。

コストパフォーマンスの観点からいえば断然クライオでしょう、
定価でいっても50ドルと130ドルでは違いすぎます。130ドル取るならハンドル材何とかして欲しかったですね。

さー皆さんの判断はいかがでしょうか?

このトーナメントもやっと一回戦を終えました。
次回は早くも準々決勝です。

これからもなんとか中4日ぐらいで淡々とブログの更新をしてゆく所存でございますので、
皆様よろしくお願いします。